ブルガリア:後半

⑤ブロヴディフ → ⑥首都ソフィア →⑦ボヤナ → ⑧リラ








ブルガリア中部に位置しブルガリア第2の都市です。

プロブディフは新石器時代にさかのぼり約6千年の歴史を有するとのこと。

紀元72年にローマ帝国の属州に組み込まれ、そのローマ時代に、街と

その文化は大きく発展し、神殿、浴場、劇場、上下水道などが整備されました。

それらの遺跡が数多く残されておりました。






ローマ皇帝トラヤヌスによって建設された

プロブディフのローマ劇場
客席14列、収容人員約7千人

南側に3階建ての舞台があります。

(下の写真の下段2枚は別の場所:ローマ競技場です)






ローマ劇場全景

現在でもコンサートその他で使用されており、現役です。






一方こちらはジュマヤ広場地下のローマ競技場一部、

この背後には水道橋の基礎部分が残っておりました。

 



ローマ競技場の模型

ギリシャ・デルポイ競技場をモデルにして建設されたものらしく当時の全長200m。

上の写真は、下の模型の右側座席部分です。水道橋もあります。



 





この他にもプロブディフでは沢山のローマ遺跡が

発見されており看板のように、旧市街に点在しております。






ローマ遺跡:オデオン(劇場)跡
 





ここは高台にある紀元前4世紀トラキア人が築いたネベット・テペ要塞の遺跡

眼下にはプロブディフ旧市街が広がります。



左:ローマ競技場脇のジュマヤ・モスク  右:ホテルの窓から望むマリツァ川と

右端は屋根付き橋

 



ホテルの窓から望むブルガリア・プロブディフの街・遠景(夕景)
 





プロブディフのムービー





ブルガリアの西部、バルカン半島のほぼ中央に位置する首都。

人口約150万。標高550mの高原都市です。

ソフィアの名はトルコ・イスタンブールのアヤ・ソフィアのソフィアと同一意味 。

街にはキリスト教会、イスラム寺院が建ち、東西の文化が混在しておりました。

上部左端はソフィアの女神像。勝利の象徴月桂冠の輪、知恵のシンボル・フクロウを持つ。
 






アレキサンドル・ネフスキー寺院

ブルガリア正教の大聖堂。ブルガリア総主教本拠地。 



 



ファーザードを飾る見事なモザイク画。ベテチアで制作されたそうです。



 



聖堂内部。正教なので彫像は一切なくイコン画で装飾されております。
 






聖ペトカ地下教会

一見古民家のような石壁のブルガリア正教・教会です。

古代ローマの宗教施設跡に14世紀のオスマントルコ時代に創建されました。

オスマンの圧政時代のため、間口は狭く、しかも半地下になってます。
 



左:聖ペトカ地下教会の側面

右:この教会の隣がバーニャ・バシ・モスク。

ソフィア市街は、このように東西文明が交差しておりました。

 






聖ニコライ・ロシア教会

1914年創建のロシア正教会。

聖ニコライ(後に列聖されたロシア皇帝ニコライ2世)に捧げられました。

金箔で輝く5個の玉ねぎ型ドームが美しい。


全壁面に描かれたフレスコ画と正教独特のイコンが神々しく荘厳でした。
 






聖ゲオルギ教会

4世紀頃(ローマ時代)に創建された教会でソフィア市で現存する最古の建物が

ブルガリア正教・聖ゲオルギ(英語:ジョージ)教会です。

大統領府の中庭にあり、教会の横には

ローマ時代の浴場遺跡がありました。
 


左:黄金に輝くイコン。

右:フレスコ画は10~14世紀に描かれたものらしいです。

 







聖ソフィア教会

ソフィアの中心部に位置し、聖ソフィア(神の聖なる知恵)ブルガリア正教・教会。

ソフィアの都市名は、この教会名から由来しているそうです。







大統領官邸

シェラトンホテルや旧共産党本部の近くの通りに面しております。

目の前は聖ゲオルグ教会です。

正面玄関を衛兵二人が警備しております。



ブルガリアと日本との親善の一環(?)として衛兵と記念写真
 







セントラル・ハリ(ソフィアの中央市場)

八百屋、肉屋、カフェなど何でもあるショッピングセンター

重厚な建物に入ってます。


でも内部のレイアウトはハンガリー・ブダペストの中央市場にそっくり同じでビックリ





首都ソフィアのムービー




 
 





 
ソフィア近郊ボヤナ村に11世紀に創建されたブルガリア正教・教会

聖堂内のフレスコ画は大変に写実的で、中世ブルガリア美術の


最高傑作と言われており に登録されております。

教会の正式名は聖ニコラと聖パンテレイモンのボヤナ教会 





教会の正面と側面
  





教会創始者の伯爵カロヤン長官と奥様のデシスラバ夫人





壁画は240人の人物像と89の場面が展開されているそうです。

フレスコ画はいずれも現地パンフレットから転載させて頂きました。

   





ボヤナ教会のムービー










ブルガリアの首都ソフィアから南117km、標高1150m・リラ山の奥深くに

位置するのが、ここリラの僧院です。ブルガリア正教の総本山。


リラの僧院は  に登録されております。

ブルガリアは約500年間オスマン朝の支配下に入りました。

その間キリスト教信仰禁止、ブルガリア書物制限などの中にあって

ここの僧院だけは黙認されたそうです。 




修道院の聖堂の一つ:聖母誕生教会





左:今回の旅行で大変にお世話になりました小野様ご夫妻。

小野様、本当に有難うございました。
 



左:リラの僧院は1833年の大火でほとんど焼失した中で

このフレリョの塔だけは14世紀の創建当時のまま。

現在塔の一階はお土産店

 



左:聖母誕生教会   右:修道院構内
 



修道院構内



4階建ての外陣に囲まれて建っているのが聖母誕生教会。

白と黒の横縞模様が印象的なアーチをくぐると外壁の壁面いっぱい、

そして天井にも、隙間なくフレスコ画が描かれております。

聖書の36場面と、この地方のその当時の生活場面が描写されているようです。

 





リラの僧院のムービー







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