ブルガリアと言えばヨーグルト、バラの花、大相撲の琴欧州関出身国を連想します。

国土面積は日本の約3分の1、人口約725万人、首都ソフィア。

民族構成は南スラブ系ブルガリア人が約80%、トルコ人約10%、

ロマ人(ジプシー)約3.4%など。

ブルガリア正教徒が約87%で、その他イスラム教徒など。

14世紀後半から約500年間もオスマン・トルコに支配されていたこともあり

今でもトルコ系住民が多く、イスラム寺院と教会が並び建つ

異文化が混在しておりました。

記載の数字などは日本外務省HPから転載させて頂きました。



ブルガリア国歌





ブルガリア:前半

①イヴァノヴォ → ②ルセ → ③ヴェリコタルノヴォ → ④カザンラク

 






 

イヴァノヴォはブルガリア北部に位置し、13世紀半ばころ創建の

[主の渓谷聖堂]と呼ばれる教会群がありました。内壁には聖人のフレスコ画で

彩られておりました。最盛期には300を超す聖堂、礼拝堂が造られたそうですが

14世紀頃のオスマン朝時期に放棄され、現在は当時の半分しか

残っていないとのことでした。


岩をくり貫いて作られた、これら聖堂・修道院はユネスコのに登録されてます。

 
 





ブカレストの宿泊[ラマダ・ブカレスト]のホテルの窓から望む朝焼け

今日もお天気は良さそうです。




 イヴァノヴォ岩窟教会

ルーマニアのブカレストからバスでガタゴト約2時間半、

ブルガリアのイヴァノヴォに来ました。

断崖絶壁に穴を掘って造られた教会。

ギリシャのメテオラと高所信仰思想は同じか?


岩盤の細いスリットが入り口です。
 


聖人をモチーフにしたフレスコ画が描かれております。
 


洞窟内部の様子


洞窟の天井にもフレスコ画が描かれ綺麗に残っております。


朱色も残っております。良く保存されておりました。
 


聖書関連だけでなく当時の生活の様子も描かれております。
 


洞窟の窓から眺めると・・・・・
 





説明看板:クリックスすれば大きく表示されます。
 





ブルガリア・岩窟教会・イヴァノヴォのムービー






ブルガリア北部国境のドナウ川に面し、対岸はルーマニアの都市ジュルジュです。

ルセは人口16万人でブルガリア第五の都市です。

古代にはローマ帝国の軍事拠点があったそうです。ここでランチしました。






ランチしたルセのホテル


ホテル・テラスでランチ中。

今回の旅行中お世話になった、

ワイン・エクスパートの生島さん、ローマ遺跡権威の羽鳥さん



やはり旅行でお世話になった

青シャツが田辺さん、赤シャツは荒川さん。本当にありがとうございました。






 
スヴェシタリのトラキア人墳墓

ブルガリア北東部に残る紀元前3世紀・トラキア人の墓地。

1982年に小さな丘から発見されたそうです。多彩色の半人半植物女性の

柱(カリアティード)と彩色された壁画が非常にユニークです。






紀元前3世紀・トラキア人墳墓の入り口


草原にポツンとした小さな丘が墳墓全景です。
 


墳墓の入り口全景。入室見学は有料完全予約制。

今回はソフィア大学日本語学科在学中の学生がアルバイトでガイド中でした。

 





内部はノーフラッシュでも撮影禁止でした。

現地パンフレットを転載させて頂きご紹介いたします。ご了承ください。






半人半植物女性柱像(ギリシャ・アクロポリスに、似たカリアティードがありました


 


 





ブルガリア・スヴェシタリ・トラキア人墳墓






ヴェリコ・タルノヴォはブルガリアでも最古の集落で5千年を超える歴史を

有するのだそうです。そのなかでも中世、12世紀から15世紀にかけて

ブルガリアでは最も強固な要塞として成長しブルガリア帝国の首都となったそうです。

東ローマ(ビザンチン)帝国が弱体化すると、正教会圏に対する重要性から

第三のローマを称したほどでした。










頂上に大主教座教会が建つツァレヴェッツの丘・入口

左右は城壁になっております。

城壁の下は天然の防御・蛇行するヤントラ川が流れております。



 


夕焼けに染まる大主教座教会・城門・城壁などツァレヴェッツの丘


 

夜になるとライトアップされ幻想的です。


 




宿泊ホテルの窓から望むヴェリコ・タルノヴォ・朝の新市街。今日も晴天です。







ヴェリコ・タルノヴォの職人街


 


 



職人街

民族復興期に多くの職人が集まり、

今日までその家々と工房が保存され生活・営業されております。








ヴェリコ・タルノヴォのムービー





バラ博物館

バラとバラ油の生産を取り上げた、

バラの国ブルガリアならではの博物館です。

バラ石鹸やバラ化粧品なども販売しておりました。
 
 



園内に咲いていたバラのスライドショー 
 






カザンラクのトラキア人墳墓

スヴェシタリにもトラキア人墳墓が有りましたが、こちらはカザンラクです。

カザンラク近郊に位置し、レンガ造りの丸天井型地下墳墓(タカコンベ)です。

紀元前4世紀までに遡る墓地で、狭い回廊と丸い埋葬室から成ってます。

右側の石造りの切妻建屋の中にあるそうですが、見学できるのは

そのすぐ近くにある、精巧なレプリカの方です。

トラキア人の詳細はここをクリックです。
 





埋葬室は狭いので5名づつ交代で見学





壁面全体にトラキア人の様子が描かれております。

素晴らしい躍動的な馬に感動しました。





葬儀の宴において、トラキア人夫妻が、お互いの手首をつかみ

告別の儀礼をしているとこだそうです。


古典時代のブルガリア美術の中で、最も保存状態の良い傑作との事でした。





カザンラクのムービー







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