ギリシャ・エーゲ海・周遊10日間

デルフィ遺跡





古代ギリシャの都市国家(ポリス)だった、

ここデルフィ(ギリシャ語ではデルポイ)は

古代ギリシャ世界では[世界のヘソ、つまり中心]と

信じられていたそうです。

デルフィの考古遺跡は  に指定されております。

デルフィはギリシャ最古の神託所で、

神殿入口には現代にも通用する

3つの格言が刻まれておりました。





【汝自身を知れ】

【過剰の中の無】
すなわち、過ぎたるは及ばざるがごし、多くを求めるな!

【誓約と破滅は紙一重】
すなわち、無理な誓いはするな!





いや~、古代ギリシャ哲学・思想の深層に感激しました。

ウィキペディアのデルフィは、ここをクリックです






デルフィは首都アテネから約178kmほど北西にあります。
中部ギリシャ・パルナッソス山の中腹に広がる小さな町でした。





アポロンの神託(神のお告げ)が行われた神域のデルフィ遺跡・配置図





ここの神域は紀元前8世紀~紀元前4世紀にかけて最盛期を迎えました。
 





アポロンの神殿に続く参道には、奉納品、彫像、宝物が
所狭しと並んでいたようです。
その宝物を収納していたのが縦10m、横6mのドーリス様式の
”アテネ人の宝庫”です。白色部材は修復した部分です。
 





断崖の下の斜面に紀元前4世紀に創建されたアポロンの神殿
ドーリス様式の周柱型の神殿で縦60m、横(幅)23mで
正面・後面に各6本、各側面に15本の円柱が建ってました。
現在遺構は柱と土台だけしか残っておりませんでした。
巫女はこの神殿の内室奥のガスが発生していた聖なる場所で
神託を告げていたそうです。
今は、そのガスは発生しておりませんでした。





古代ギリシャ時代、ここデルフィは世界の中心と考えられおりました。
アポロン神殿の内室奥の聖なる場所に安置されたのが世界の中心を
示すオンファロス(釣鐘の外観の大地のへそ)です。
左は修復して博物館に展示されているもの、右は参道の途中に置かれたレプリカ。
 





紀元前474年のピュティア祭・戦車競争で優勝した
馬のチームの所有者が勝利記念で奉納した
青銅彫刻の”デルフィの御者像”


当時の戦車、黒色部分は発掘された部分





奉納された彫像の数々





奉納された品々



柱の豆知識
ドーリス様式:柱身は太く、下から見上げても真っすぐに見えるよう中央部が少し膨らんで(エンタシス)いる
イオニア様式:細身で多くの溝が刻まれてるため、明暗の効果を上げている
コリント様式:イオニア様式を土台とし、柱頭にアカンサスの葉模様の飾りがある
アカンサスの葉と花











デルフィ遺跡のムービー






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