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旧約聖書における預言者モーゼのゆかりの地ネボ山。
イスラエルの民を引き連れてエジプトを脱出しシナイ山をとおり、
長い旅路の果てにたどり着いたのが、ここネボ山です。
神から与えられた理想の地[カナン](現在のヨルダン渓谷のエリコ)を向こうに見て、
理想の地カナンに、たどり着くことなくモーゼはここネボ山で終焉を迎えたといわれております。
フランチェスコ会の教会を右に曲がると蛇が巻き付いた十字架が立ってます。
眼下にはヨルダン渓谷、死海を望めました。
ここからヨルダン川西岸のエリコがすぐそこに見えます。
モーゼの理想の地(または約束の地ともいう)エリコはヨルダンでは珍しく肥沃な三日月地帯で
世界で最も早く農耕が始まった土地の一つとして世界史上も有名なところだそうです。
ネボ山の標高は約800メートル、眼下の死海は標高マイナス424メートルなので
標高差約1,224メールもありますが、不肖私の写真ではあまり標高差が感じられませんね。 汗(^-^)汗
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2000年(ちなみに私はこの年まだ会社勤務しておりパソコンの2000年問題で正月の2日に徹夜勤務しました)に
当時のローマ法王・ヨハネ・パウロ2世が訪問された記念碑です。
記念碑下方には、UNUS DEUS PATER OMNIUM SUPER OMNES
「一つの神、万民の父が、万民の上にいます」と記載されてるそうです ;(^-^);
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正面のお顔はモーゼの肖像
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前述のようにモーゼ(紀元前13世紀)に関してはイスラエルの民を率いての
「出エジプト」やシナイ山で授けられた「十戒」が有名ですよね。
ユダヤ教やキリスト教の聖典である旧約聖書はモーゼの記述(モーゼ五書)から始まるそうですが、
実はイスラーム(イスラム教)の聖典クルアーン(コーラン)でも、ムーサーという名前で出てるそうです。
モーゼはユダヤ教、キリスト教、イスラム教3大宗教共通の聖人なのですね。 |
モーゼ記念碑と記念写真
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モザイクの街マタバにある聖ジョージ教会
東ローマ帝国(=ビザンチン帝国)支配時創建なのでギリシャ正教の教会です。
なので、聖ゲオルギオス教会とギリシャ語読みすることもあるようです。
教会の床には6世紀のパレスチナの地図がモザイク画として残ってます。
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教会の床のモザイク画(6世紀 東ローマ帝国支配時のパレスチナ地方の地図)
エルサレム、死海、ヨルダン川、エジプト、ナイル川、シナイ山など
当時の位置関係や特徴が見事に描かれておりました。
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6世紀頃の聖都エルサレムのモザイク地図:中央がローマ帝国時代に造られた中央列柱通り |
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現在もエルサレム旧市街に残っている当時の列柱一本と
中央列柱通りの想像壁画
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中央の川はヨルダン川、右端は死海。二匹の魚の右側は死海の高塩分に驚いて引き返すとこと。 |
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聖ジョージ教会前で
右端はヨルダン現地ガイドのジャーミルさん
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モーゼゆかりの地 ネボ山のムービー
をクリックすれば再生開始します。
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