美しき中欧4ケ国 周遊10日間





オーストリア:前半


ハルシュタット → ザンクトヴォルフガング → ザルツブルク → メルク


 オーストリア

中欧に645年間ハプスブルク家の帝国として君臨したが

第一次世界大戦の敗戦・革命によりオーストリア共和国(永世中立国)

として現在に至っております。

国土面積は北海道とほぼ同じ、人口:約845万人、首都:ウィーン。

下図のように緯度的に、オーストリアは北海道よりも北に位置しております。

オーストリアなどのヨーロッパが温暖なのは、暖かいメキシコ湾流と

その熱を運ぶ偏西風の影響と言われています。





主としてゲルマン民族、言語はドイツ語

宗教:カトリック教徒約63%、プロテスタント約4%、イスラム教徒約7%。

(注記):以上の統計数字は日本外務省HPから転載させていただきました。

EU加盟国、通貨はユーロでした。


 


旅の5日目、チェコのチェスキー・クルムロフ歴史地区観光後、

バスで約220km、約3時間30分の移動でオーストリアのザルツブルクにやって来ました。

当日はザルツブルク宿泊(連泊)し、翌日の最初は世界遺産ハルシュタットを散策しました。

 
 ハルシュタット
山と湖が織りなす風光明媚なオーストリア・ザルツカンマーグート地方は

オーストリアの宝石箱とたたえられています。ハルシュタット湖面に映る

町の姿は絵画のように美しいものでした。



ザルツカンマーグート地方は標高500~800メートルの高地で

大小数多くの湖水が点在する湖水地帯で背後には2000メートル級の

高山が連なっております。

映画[サウンド・オブ・ミュージック]の舞台としても有名です。












あいにくの曇り空、小雨にけむるハルシュタット






小雨にけむるハルシュタット、しかし、それはそれで幻想的でした





ハルシュタットの街並み
 





マルクト広場の三位一体柱






丘の斜面にも建つ、ハルシュタットの街並み
 





ハルシュタットのランドマーク

左はカトリック教会、右がプロテスタントの教会






オーストリア全体では約63%がカトリック教徒、

プロテスタントは約4%の中にあって
(数字は日本外務省HPによる)

ここハルシュタットは30%以上がプロテスタントとのこと

下の写真は湖畔のプロテスタント・キリスト教会






プロテスタントの教会内部は、やはり質素な美しさがありました

信徒ではありませんが、わずかばかりのお賽銭を入れ、

思わず、世界平和、家内安全を祈ってまいりました。

 










ハルシュタット湖のさざ波に浮かぶ街並み






ハルシュタットのムービー





ザンクトヴォルフガング
ザルツカンマーグート(ハプスブルグ家、塩の御料地の意味)地方に

位置するザンクトヴォルフガングは多くの山や湖に恵まれた

景勝地に位置します。ザンクトヴォルフガング(St.Wolfgang)は

ヴォルフガング湖に面する小さな町ですが避暑地としても

ぎわいをみせるようです。





ホテルの窓辺はお花で一杯





街の家々の窓辺も、このような花飾りで美しい





石畳の路地や窓枠のだまし絵も美しい
 








この町(ザンクトヴォルフガング)のランドマーク、巡礼教会

10世紀頃、聖ヴォルフガングが山の上から斧を投げて

落ちた場所に教会を建てよ!との神のお告げにより

創建された教会とのことでした。

15世紀頃は巡礼地としても大変なにぎわいだったそうです。






オペレッタ”白馬亭にて”(ラルフ・ベナツキー作曲)の白馬亭が昼食会場でした




このよな小さなトンネルを抜けるとホテル・レストラン白馬亭です
 





ヴォルフガング湖クルーズ
クルーズ船・船着場は
レストラン白馬亭のすぐ近くに
ありました。
乗船待ちのお客さんです。
クルーズ船が出航します。
上下二隻で運行しているようでした。
クルー船、いよいよ出航です。
ザンクトヴォルフガングのランドマーク、
巡礼教会の尖塔。
小高い山、緑の草原、瀟洒な家々が
連なります。ザンクトヴォルフガングを含む
ザルツガンマーグート地方は
映画:サウンド・オブ・ミュージックのロケ地でした。
ところどころには、
このような断崖絶壁が・・・
ヨットが帆を膨らませて、すいすいと、はしって
いました。
小高い山、なだらかな草原、波静かな湖、
白い帆のヨット・・・、
美しい景観でした。
終点ザンクトギルゲンの船着場です。
ザンクトギルゲンはモーツアルトの母の、
生誕地であり、その家は今でも、
残っているとのことでした。
クルーズ船は、ここで折り返し、
ザンクトヴォルフガングへと戻りました。
クルーズ船は終点のザンクトギルゲンを折り返し
ザンクトヴォルフガングへと戻ってきました。
ヴォルフガング湖、
クルーズ船の乗船チケットです。





ザンクトヴォルフガングのムービー
 





 ザルツブルク
Salzburg:ザルツ(塩)+ブルク(城)ですが、ようは、塩の町が地名の起源

紀元前より岩塩の交易によって栄えてきた町。

モーツアルトの生誕地(25歳まで過ごしました)としても有名です。

町の中央にはザルツァッハ川が流れ、左岸の旧市街には

大きな教会や歴史的な建造物が数多くあり、世界文化遺産になっております。





旧市街南端メンヒスブルク山・山頂に建つホーエンザルツブルク城





昔、なまぐさ大司教が愛人のために建てたのがミラベル宮殿

現在はザルツブルク市長公邸になっております。

ミラベル宮殿の美しい庭園は映画:サウンドオブミュージックの中で

先生と子供たちが、ドレミの歌を歌い、踊った場所です。






ザルツブルク中央を流れる
ザルツァッハ川
旧市街に建つ 
大聖堂、教会の尖塔 
大聖堂、レジデンツ、新宮殿鐘楼などが囲む
旧市街の中央に位置するレジデンツ広場

レジデンツ広場・中央の”アトラス神の噴水” 
ザルツブルク大聖堂の内部、自然採光に
工夫がなされております。
もともとは774年創建の教会でしたが 
現在の建物は1628年にバロック様式に 
再建されたもの 

美しい彩色のドーム天井
モーツアルトは、ここザルツブルク大聖堂で
洗礼を受けたそうです。
カラヤンの葬儀もここで執り行われたとか・・・
音楽にも深くかかわっている大聖堂です。
モーツアルトが演奏したとされるオルガン 
教会全体が自然採光を取り入れた設計に
なっております。天井ドームの採光円形窓
ザルツブルク大聖堂・出入口の 
教会ボランティア関係者に 
見学お礼として、ほんの少し 
寄付金をあげさせていただきました。
そうしたらザルツブルクの簡単な 
歴史を記載した右のような 
日本語小冊子をいただけました。
ありがとうございました。

小冊子の表紙が双棟と 
白亜の美しいファザードを持つ 
ザルツブルク大聖堂正面です。 
 





ミラベル庭園にて

後方はザルツブルク大聖堂
、そして山頂のザルツブルグ城





ザルツブルグのスライドショー






メルク
ヴァッハウ渓谷に隣接した場所に位置する街です。

ここのメルク修道院を入場見学することができました。

ベネディクト派・メルク修道院の外観や内部装飾の豪華さに

度肝を抜かれると同時に、 街の上部に建つメルク修道院からは

街や美しく素晴らしいドナウ川を見渡すことが出来ました。




ドナウ川・ヴァッハウ渓谷見取図 メルク(MeLk)修道院は左下に位置しております。





ベネディクト派・メルク修道院全景

白/黄・横島配色でバロック様式の美しい外観でした






ベネディク派メルク修道院の施設配置図
入口付近に表示されておりました。
修道院の入り口 
世界中から大勢の信徒や観光客が 
訪れておりました。
の場所の入り口から、建物玄関まで
並木の長いエントランスが続きます。
ここが玄関前広場です。
当日は晴天に恵まれ、このような清潔で 
広々した場所に立つと、心穏やかになりました。 
聖人像が迎えるバロック様式のファザード
黄色の壁面が太陽光に輝いて美しい。
噴水を中心に配置した 
メルク修道院の中庭 
修道院内部もこのように彩色され美しい
黄金の彫刻類。
メルク修道院では現在でも25名ほどの 
 修道士が共同生活をしており 
併設する8年生中等学校では約900名の 
生徒が在籍しているとのことでした。
修道院=清貧、のイメージがあります。しかし
ここメルク修道院は全く違います。
建築物、内部装飾、設備、どれをとっても
豪華絢爛でした。
金糸を使用した豪華なミトラ(司教冠) 
やはり金糸をふんだんに使用した祭服
金ぴかですが、重そうですね。
礼拝堂内部に飾られていた 
宗教画(イコン)の一部
 
修道院とは思えない豪華絢爛なフレスコ画
装飾の天井
部屋という部屋、全部 
このようにきらびやかでした 
王様の宮殿?
とみまかう修道院内の教会礼拝堂
ザルツブルク産の大理石、金箔を施した木
スコッタ塗装が施されております。
図書館を抜けると、
このような螺旋階段が ・・・ 
螺旋階段にも装飾が施されております。
この階段の先は修道院の礼拝堂へと
続いておりました。
1672年、バロック様式に 
改装前のメルク修道院模型の展示品 

 





超豪華な図書館(注意:この写真はパンフから転載させていただきました)





写真撮影可能だった写本の実物

これが手書き?美しく素晴らしい豪華本でした。

 
 





メルク修道院バルコニーから望む

中世の面影を今に残す、赤い屋根が美しいメルク旧市街。





優しい丘陵が続くメルク近郊・ドナウ川・バッハウ渓谷











メルク修道院とヴァッハウ渓谷のムービー





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